女神の機械槍

モンスターハンター関係の二次創作(イラスト・小説)ブログでしたが、最近はオリジナル小説に傾倒中です。

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「GUNNER'S HEAVEN」:Prologe「Overture」(11)-2

「おい、今からファンゴを起こすからよ、お前のボウガンで撃ち倒せ。 お前が、ギルドのハンターって事を、村の人間に証明してみせろ」
「…。」

集会の日、タッシュは青年ハンターを勢いで強引に策略に載せ、ボウガンでファンゴを倒す事を強要した。
しかし、それはあまりにも愚かしい策。

何故なら、元々この作戦は、青年のボウガンに細工をし、威力を弱めた上でファンゴと対決させ、青年が弱かった…と村人に思わせるものだから。
だが、タッシュの工作は青年に勘づかれ、結局ボウガンへの細工には至らなかった。

たまたま、似たようなボウガンを青年が持っていたから、青年のボウガンは弱い、と強引に主張しているが、はっきり言って茶番だ。
形は似ていても、青年のボウガンの威力は段違いのはず。
そしてこの後、多分青年は、ファンゴを華麗に撃ち倒し、自分たちは間抜け扱いされるだろう。

眼の前では、喜々としてマイノがファンゴを起こしていたが、もはや道化に見えた。

マイノは、寝ているファンゴを蹴り起こそうとしたが、意外と硬かったらしく、揺り動かして起こしていた。
眼を覚ましたファンゴが、さっき自分を攻撃した青年ハンターの姿を見つけると、そちらに振り向き…。
鼻息も荒く、砂埃を上げながら、青年ハンターめがけて突進して来た。

それを、青年ハンターは、的確にボウガンの弾を撃ち込み、突進を止める。
そして、的確に連続で射撃を加える。 1、2、3発…。
なるほど、2発で済んだ睡眠弾の方が効果的だったのだろうが、それでも結果は同じだろう。
ファンゴは、もう倒れて昏睡するはず。

そして、青年ハンターは、4発目を撃ち込むと同時に、リロードに入った。
それは多分、4発でこのファンゴは倒れるから、次のファンゴに備えようという動作だった。
ディキシーには、そう見えた。

…だが、倒れるはずだったファンゴは、怯むことなく突進し、青年ハンターを吹き飛ばした。

「!?」

無様に転がる青年ハンター。

「何だト!?」

思わず、その光景を見ていたディキシーの口から、驚愕の言葉が漏れる。

青年は転がりつつ、ファンゴに追い打ち射撃を掛けるが、ファンゴはアルバレストの通常弾を喰らっても、ダウンする様子はなく、再度青年に向かって突進してきた。

それを青年ハンターは避けたが、今度は、マイノが起こした2匹目のファンゴの突進を喰らって、前のめりに倒れた。

「オイオイ、どうしたよ、青年ハンターさん! しっかりやらねぇと、化けの皮が剥がれちまうぜ!?」

タッシュが嘲笑する。
青年ハンターは、結局、通常弾を7発撃ち込んで、1匹目のファンゴを昏倒させた。

「何だよ、随分時間かかったなぁ! いくら弱いっつっても、もうちょっと、しっかりやれよな!」

「(何これ、どういう事なの…!?)」

シェリーは、眼の前の光景が信じられなかった。

7発? そんな事は、ありえない!
シェリーは、青年ハンターと共に密林に入った時、ファンゴとも戦った経験がある。
その時は、確か、4発程度でファンゴを倒した。
それは、青年が一度射撃を止めたさっきのタイミングと同じはず。
そもそも、長年、ハンターをやってきたはずの彼が、ファンゴ如きの体力を見誤るはずがないのだ!

「…それとも、何か? ボウガンの調子でもおかしいってか?」

その言葉を聞いた青年は、一瞬だけ、ボウガンの様子を確認してからリロードする。
そしてわずかなタイムラグを置いてから、射撃。
青年は、再び、1、2、3、4発…と撃ち込んだ所で、一度射撃を止める。
だが、ファンゴはまたも倒れる様子がなかった。

「(ボウガンが、弱くなってる…?)」

そう直感したシェリーは、タッシュに向かって叫んだ。

「タッシュ! あんた、何かしたでしょ!? 彼のボウガンに、細工か何かを!」
「黙ってろヨ、シェリー」
「むぐ…!」

ディキシーに口をふさがれる。

だが、ディキシーはその光景を見ながら、不気味な違和感を感じていた。
奇しくも、ディキシーが言いたい事は、シェリーと全く一緒だった。

…一体、いつの間に細工をした?
タッシュは、結局、青年ハンターのボウガンに触れる事はできなかったはずだ。
接触した機会は、タッシュが青年を殴りつけた時のみだったが、その時も、青年は自分よりもボウガンを傷つけられないよう抱き抱え、殴られるに任せていた。
すり替えはおろか、細工も不可能だと諦めていたのだ。

だが、現実には青年のボウガンは弱くなっている。
青年ハンターも、さっき自分のボウガンをリロードした時、異物が混じっていないか、細工をされていないか、自分の感覚によって確認したはずだ。
それがあのタイムラグ。

だとすれば、これは一体…?
細工されていないのに、ボウガンが弱くなるとは、どういう理屈なのか…?

ディキシーは、目の前の事象が掴めないまま、なりゆきを見つめる。
目の前で、ニ体目のブルファンゴが、銃弾を受け、昏倒して倒れた。やはり、倒すまでに7発かかっていた。
タッシュが、高らかに、宣言するように叫ぶ。

「どうだ、みんな、見たか!? これが、このハンターの実力だ! こんな貧相な武器で、老山龍が倒せると思ってるのなら、たいしたモンだな!」

シェリーには、青年ハンターの顔が、心なし青ざめているのが分かった。
それは、自分を襲っている、未知の異常に対する不安。
ボウガンが自分の物で間違いないだけに、何故急にボウガンが弱くなったのかが、分からない…。
そんな風に見えた。

「…何だよ、ファンゴ如きに7発もかかるんならよ、まだ俺の斧の方が使いモンになるぜ」

ブロディが、頭を掻きながら、吐き捨てるように言った。
と同時に、村人の間から、なんだありゃ、俺達はあんな奴のために金を払ってたのかよ、との声が口々にあがる。

「何だい、ウチはあんな奴のために、ご馳走を毎日作ってたのかい…。 とんだ出費だよ」
「お、お母さん」
「やっぱ、ギルドナイトって連中は、こぞってダメだね。 コルネット、お前も頭を冷やしな、あんなのが良いってんじゃ、シェリーの母親と同じだよ」
「…!」

村の中央では、タッシュが村長に言いがかりを付けていた。

「村長! よくも俺たちを騙してくれたな! こんなハンター、使いモンになるか! さっさと追い出せ!」
「騙してはおらんわ! 実際、お前も、このハンターがモンスターの素材を持ってきたのを見とるじゃろうが!」
「だったら、何でこんな結果が出る!? ファンゴすらロクに倒せない奴が、使いモンになるか! 大方、状態異常弾に頼りきってたんだろうよ!」

村人のざわめきが、さらに大きくなる。

…いかん。 
これ以上は、もう庇いきれん。
青年は、弱くはないのは間違いない。
だが、何故かファンゴを倒せなかったのもまた事実。
何があったのかは分からんが、村人たちにとっては、目の前で起きた現実しか判断材料がなく、そして、それを信じつつある。

やむを得ない、と判断したセレトは、青年ハンターに近づくと、青年を解雇する旨を伝えた。

「悪いが、結果が出なかった以上、ワシも村長として、村人の意見には逆らえぬ。 申し訳ないが、お主を解雇して、別のハンターを雇わせて頂く…。 すまん」

だが、青年は何も返事をしない。
ただ、自分のボウガンを眺めながら、何が起こったのかを、物言わぬ自分の銃に問いかけているようであった。

「…お主、本当にその銃、『アルバレスト改』なのか? 本当にそれで、老山龍が倒せると思っていたのか? 何故、もっと強力な銃を持ってこないのだ…?」

だが、それにも返事はない。
村長はため息をつきつつ、青年に最後通告を行った。

「…大変申し訳ないが、今日中に出ていった方が良い。 皆がお主に反感を持った以上、もうこの村に留まるのは危険じゃ」

一瞬だけ、これでいいのかと逡巡した村長だったが、最後に彼の選択を後押ししたのは、結局、青年ハンターの戦闘力の不明さだった。
この青年の戦闘能力さえはっきりしていれば、こんな事にはならなかったはず。
それを自分への言い訳にして、セレトは、青年ハンターに対し、もう一度、村から出ていくように伝えた。

「そうですね、もうこんなんじゃ、村には居られそうにないですし…。 すいません、今までお世話になりました…。」

そう言って、青年は、ボウガンをノロノロと畳むと、ケースにきちんと直す。
そして、そのまま村の出口に向かってトボトボと歩き始めた。

「何だい、今まで世話になっといて、代金も払わず、挨拶の一言もなしかい! ギルドナイトってのは、本当にどうしようもないね!」

ゾラが大声で悪態をつくが、青年は振り返る事なく、村から外に出ていった。
それを見て、シェリーは後を追いかけようとしたが、ディキシーに羽交い締めにされていて、身動き一つできなかった。

「…離して! 離してってば、ディキシー! 離しなさいよ!」
「バカ、シェリー、お前だっテ、今のを見ただロ!? アイツは、詐欺師だったんだヨ! お前モ、ずっと騙されてたんだゾ!? あいつは、強いフリをしていただけダ!」
「そんな…」

青年の背中が、遠ざかっていく。

「そんな…そんな事、ないもん…」

やがて、その姿は、村の「大城門」をくぐった所で見えなくなった。

「違うもん…。 あの人は…。『アルバレスト改』は…。 本当に強いんだからぁ…。」

だが、その声は、嗚咽に混じって、殆ど言葉にならず、誰にも届くことはなかった。

--------------------------------------------------------------

「…あの」
「何だい、リン? またタネ明かし希望かな?」

ウィンストンハンター学院の学長室。
リンに対する、ソルトのセクハラが無くなって、戯曲「銃の英雄」の教授は順調に進んでいるかと思いきや、リンの方から段々と、曲の解釈における質問が増えてきた。

「そ、そうです、ちょっとお聞きしたい事があって」
「うんうん良いね、そういう風に僕の歌に興味持ってもらえると、俄然やる気出るね~」

リンはちょっと顔を赤らめながら、恥ずかしそうに言う。

「…曲に対する理解を深めるのは良いことだと思うんですけど」
「うむ、全くその通りだね! でも、この青年ハンターのボウガンが弱くなった理由は、この先のシーンで回答が出てくるから、別に今聞かなくても良いと思うよ」
「いや、それもあるんですけど…。」
「何か?」

「いえ、この、作中で出てくるボウガン『アルバレスト改』って、結局、どんなボウガンなんですか? ここまで話が進んでるのに、強いように言われたり、弱いように言われたりで、どっちなのかさっぱり分からなくて」

「…なるほど」
「何がです?」
「いやー、若い人だと、そういうリアクションになるんだなー、と思って。 確かに、アルバレストは絶版になったモデルだけど、古参のハンターなら誰でも知ってることなのに、って思ってさ」

そういうと、ソルトは体をソファから起こし、本棚から別のハードカバーの書籍を持ってきた。 

「ま、それも若いからかな」

ソルトが手にした書籍の題名は「ヘヴィボウガン年鑑」。
それをペラペラとめくると、そこに「アルバレスト改」の説明が載っていた。
挿し絵も載っていたが、武器に興味のないリンにとっては、単なるデカい銃にしか見えない。

「『アルバレスト改』の基本スペックはね、攻撃力168、通常6/6/9、貫通3/3/3、散弾4/4/4。 徹甲留弾と拡散弾が1/1/1、後、状態異常弾は毒弾と睡眠弾。 珍しいことに麻痺弾、回復弾は撃てない」

そんな事言われても、ガンナーはおろか、ハンターですらないリンには、何が何の事やらさっぱり分からない。

「…あの、それ、強いんですか? この挿し絵、見た目は強そうなんですけど」
「弱い」

即答だった。

「えー、やっぱ弱いんですか」
「弱いね。 『アルバレスト改』はそもそも、狩猟時代の夜明け…ミナガルデの黎明期に作られた作品だから、作中での村長が言うように、最も古典、かつ初心者向けの銃だよ」
「じゃあ、この青年ハンターさんも弱いんですか?」
「まさか! 『アルバレスト改』は弱いけど、『銃の英雄』である彼は、もの凄く強いよ」
「あ、やっぱりそうなんです? じゃあ、何故この青年ハンターさんは、この銃を使ってるんです? 凄腕なのに、初心者向けのボウガンって…」

その質問を受けると、ソルトは本を閉じ、目をつぶってため息と共に答えた。

「…それはね、彼は『アルバレスト改』が好きだからだよ」

「…へ? 『好き』? ただそれだけ、ですか?」
「うん、これは、そういうモンとして聞いてもらいたいんだけど、ガンナーはね、自分の愛銃を決めて、それを相棒みたいに扱う人多いんだ」
「わ、何かキモいですね」
「…それ、酒場で言ったら、杯投げられるからね? で、さらに言うと、そういう生粋のガンナーさん達は、自分の銃の戦闘能力を、限界まで引きだそうっていう人達が、結構多いんだよね」
「へー、何のためにです?」
「さぁ、それは僕も分からないなぁ…。 ヘヴィボウガンは僕も使った事あるけど、そんな気持ちになった事は一度もないしね」
「学長ですら、ですか」
「うん。 だから、これはもう、こーゆーもんだ、と割り切ってもらうしかない」
「何かイマイチ、ピンと来ませんけど、一応分かりました。 要は、ガンナーは、マイボウガンラブって事ですね?」
「乱暴すぎる結論だけど、まぁそんな所かな。 ま、この話の青年ハンターさんには、もうちょっと別の理由があるんだけど」
「へぇ…、あ、そうそう」

急に思い出した事があったかのように、リンは話題を変える。

「そういえば、『青年ハンター』で思い出したんですけど、何でこのハンターさん、名前がないんです? 確か、最初の自己紹介の時、

名前が『   』になってましたよね?」
「良い所に気がついたね~、これもさっきと同じように、聴衆のガンナーにウケてもらえる工夫の一つなのさ」

ソルトは席を立つと、優雅な立ちポーズを取りつつ、つま先立ちで、リンの前にやってきた。

「この『   』に入る名前はね」
「はい」

そして、そこでクルッとバレエダンサーの様に一回転して、ビシィとリンに右腕を差し出した。

「…『ソルト』って言うのさ、分かったかい、オーマイハニー」

返事の代わりに、ラージャンの彫像が飛んできて、またもソルトの額に刺さる。

「うっぎゃあああああぁぁぁああぁーーーっっっ!」

しかも、今度は彫像の角が、根本からボッキリと折れた。

「あああああーーーっっ!! 僕の、僕のラージャンの像がッ!! これ、『雲鳩石』で出来てるのにッ! 凄く高かったのにィッ!」
「そうですか、良かったですね」
「どこがっ! 全然良くないよっ! 見てよこれ! 角折れちゃったじゃんか! このラージャン、あとちょっとで捕獲できそうだよ!」
「…じゃあもう、『部位破壊されたラージャンの像』って事にしとけばどうです」
「…。 壊したの君なのに、何でそんなに投げやりになれるの…?」

ソルトは涙目になって突っ伏した。
リンは腕組みしたまま、鼻を鳴らして答える。

「そりゃそうですよ、あんな回答されたら、誰だって呆れます」
「違うって! アレで良いんだよ! 名前が空欄になってるのは、それを聞いてる酒場のガンナーさんがね、自分と『銃の英雄』を重ね合わせて、物語に浸る工夫なの!」
「嘘言わないで下さい! だって、この銃の英雄さん、実在の人物なんでしょ!? だったら、名前がないなんて、ありえないですよ!」
「それは、君がハンターの事を良く知らないからだよ!」

涙目になったソルトが切々と訴えているのを見ると、案外ホントかもしれない、と言う気になってきた。

「…じゃあ、どういう事なんですか?」
「リン、君は、『HN』って知ってる?」
「…ハンドルネーム?」
「何それ? 『HN』ってのは、『ハンターネーム』の事だよ」
「ハンターネーム?」
「うん、ハンターとして、ギルドに登録する際の名前の事さ。 これはもう実例を上げた方が早いと思うんだけど、君、誰か知ってる、有名人ハンターさんの名前を上げてみて?」

それはもう決まってる。
歌姫でハンター、と言えば、あの人しかいない。

「それはもう、キャミノさん! 『天使の詩』キャミノ=フェルプンクトさん! あの人に決まってるじゃないですか!」
「…で、彼女のハンターネームは?」
「…え? 『Camino(キャミノ)』じゃないんですか?」
「うん、正解。 彼女は、本名をそのままハンターネームにしてる。 …他に、誰か心当たりは?」
「えー、他、って言われてもなぁ…。」

腕組みして考えるリンだったが、そういえば、もう一人心当たりがあった。
都市の武闘大会によく出場する、全身黒づくめの鎧に身を包んだ狩人。
圧倒的な戦闘能力を誇り、『魔人』とも称される、正体不明のハンター『悪王』こと…。

「『BAD=KING』さん!」

そう返事した所で、ソルトがニヤリと笑う。
リンも、その名前を口にした所で、その意味する事が分かった。

「あ、な、なるほど…。」
「そう、あの『悪王』さんのハンターネームは、『BAD=KING』だけど、これはさすがに本名じゃない事は分かるよね」
「そうですね、流石にそれはないですもんね…。」

「この通り、ギルドにハンターとして登録する際には、どんな名前でも許可されてる」
「でもまた、何故です? 本名の方が、いろいろと便利じゃないんですか?」
「理由は様々だけど、正体を隠したい、ってのが一番かな」
「何でまた?」
「ハンターってのは、なんだかんだ言って、戦いを生業としてるから、傭兵や、元犯罪者とかも結構混じってるんだよ」
「そうなんですか!?」
「全員がそうって訳じゃないけど、スネに傷持つ人たちが、身分を隠してハンターとして人生の再デビュー、ってパターンは結構多いよ」
「へぇ、じゃあBADさんもなんですかね?」
「いや、彼はどうかな…? もしそうだとしたら、あそこまで大きく表舞台には出てこないと思うけど」
「じゃあ、一体何なんでしょうね」
「さあ、正体不明のハンターって言われてるからなぁ、僕にもよく分からないな…。 ところで」
「はい」
「『DAI』ってハンターは知ってる?」
「は? 誰ですか、それ?」

学長のハンターネームくらい知っといてよ…。

ソルトも、知っててくれれば嬉しい程度で話を振ったのだが、そもそも、ソルトは実際の狩りでは、殆どソロで活動をしていたため、この名前を知っているのは、ごく限られた範囲の人だけだった。

「まぁ、いいや。それで、話はここで元に戻るんだけど、この青年ハンターのハンターネームも、かなり変な名前っていうか、ぶっちゃけ、名前じゃないような名前なんだ」
「そうなんですか?」
「うん、本名すら想像できないような名前。 だから、後世の作家も困り果て、半分は仕方なく、名前を空白にしたんだと思うよ。 想像の余地を残して、さ」
「どんな名前だったんですか? その方は」
「うん…その方の名前はね」

古(いにしえ)はミナガルデの時代、実在した伝説のハンター。
「銃の英雄」と評され、数多くの武勲と信奉者を産んだ、偉大なる彼の名を、同じハンターとして、ソルトは敬意と共に、万感の思いを込めて読んだ。


「…『A GUNNER』」


<続く>
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*Comment

NoTitle 

「DAI」にまじめにびびりました。
僕のHMもDAIなので・・・・
僕は本名なんですけどね!!
(前に間違えて乗せてしまったメアドにもDAIってはいってます)
  • posted by スター 
  • URL 
  • 2010.06/20 13:00分 
  • [Edit]

NoTitle 

お邪魔します。その後、お加減はいかがですか。人生色々あると思いますけど、ご自愛専一にお過ごしを~。

それにしても流石の更新ペースですね~。「GUNNER'S~」楽しみにしている私としては嬉しい限りです。

ところで、アルバレスト改にA GUNNERとくれば、モデルはやはりあの方でしょうか……? とにもかくにも続きが気になります。

では、また。
  • posted by キリロクブ 
  • URL 
  • 2010.06/20 15:10分 
  • [Edit]

 

僕はガンナーをやる時はライトボウガンしか使いませんでしたが、キッチン猫がうるさいのでヘヴィも作ってみました。そしたらハマるハマる。ガノトトスをいじめまくっとります(笑)
  • posted by 634 
  • URL 
  • 2010.06/21 06:30分 
  • [Edit]

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丼$魔

Author:丼$魔
モンスターハンターをこよなく愛する熱・血・猿。

しかしどういう経緯を辿ったか、最近はオリジナル小説を更新中。

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