女神の機械槍

モンスターハンター関係の二次創作(イラスト・小説)ブログでしたが、最近はオリジナル小説に傾倒中です。

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【MHP2G】俺のガンスは砕けない【kai】

12月の深夜、クリスマスも近づいてきたある日の事。
俺、マグナム(仮名)と、ka…Kさんと、me…mの3人で、狩りkaiをしていた時の事だった。

…その日のkaiは、最初から異様な様相を呈していた。
「あ~ん、もうまたヤラれちゃったよ~、腹立つ~」

俺達が相手にしていたのはフルフル。
フルフルの口腔から奔る5つの電撃が、mのキャラクターをまとめて貫いていく。
一度目の電撃で麻痺していたmのキャラは、その攻撃を喰らって、根こそぎ体力を奪われた。

【クエストに失敗しました】

「…じゃあ、またフルフルよろしくね、きゃは☆」

そう言って、クエスト失敗、3乙の原因を作ったにも関わらず、mはまたも堂々とGフルのクエストを貼る。

「ちょ、ちょっと待ってェェェエ!? そんな連発でフルフルって、どういう事!?」
「そーだよ、もういい加減、武神に行こうぜ、コーホー」
「やだよ、今日はフルフルを狩るって決めてるのー。 早く参加してよ☆」

夜9時から楽しく始まるはずだったkai会は、女帝の暴威によって、泥沼かつ陰惨たる状況へと陥っていった。

そもそも、今日のmは明らかにおかしかった。
後ろから挙動を見ていた、ヘヴィガンナーのkさんもそれには気づいたようだ。

mのメイン武器、ガンランスはフルフルを狩るのには至極相性が良い。
前菜代わりのクエだと信じ、メインの武神になだれ込む予定だったのに、mが信じられないほどの無謀な特攻を繰り返し、連続でクエスト失敗になっているのだ。
頭を狙っているのは悪くないのだが、狙い過ぎるあまり、防御が全くおろそかになっているのだ。
mは粉塵フォローも追いつかないほどの被弾ぶりを示しており、フルフルに挑んで3乙を幾度も繰り返して、時間は夜半過ぎ、夜12時を迎えようとしていた。

…なんなんだこれは。

フルフル如きに3乙、それを救えずクエスト失敗…という同じシーンを何度も何度も繰り返し、俺とkさんは、苛立ちと飽きとで、いい加減イラが来ている。

「…おい、この状況を終わらすから、次、マグナムもガンス持ってこい、コーホー」

kさんから、こっそり装備の指定があった。

「マジすか」
「ああ、もうこんな茶番には付き合ってられねぇ。 何が理由か知らんが、アホらしくてやってられるか、コーホー」

それもそうだろう。
Kさんは夜12時には必ず寝てしまう。
リアルの事はよく知らないが、kさんは格闘技も嗜むボディビルダーらしい。
エアロバイクをこぎながらモンハンする、のが彼のスタイルであり、今もエアロバイクをこぎつつ参加しているのだ。
ちなみに「コーホー」はウォーズマンのモノマネじゃなくて、彼の鼻息だ。
鼻息荒ッ(マテ)

…筋肉は負荷を掛けるのも大事だが、同じように超回復させるのも大事なので、必ず定期的に休まないといけない。
その「生活の黄金比」が、「夜12時就寝」なのだ。
ホントは夜10時に寝たいらしいのだが、そこは社会人としての生活もあるので、おもくそ妥協しているらしい。
故に、夜12時就寝は、ビルダーを目指す彼にとっては、絶対に崩せない「鋼鉄(はがね)の掟」なのである。

そして、夜の狩り会は、社会人にとっては憩いの一時でもある。
それを逆にストレスだけ溜めて終わらせられたら、辟易する事このうえないだろう。

元々空気の読めない子「m」だが、今日はホントに一体何があったというのか…。
周りのフォローにも限界あるぞ、マジで。

「じゃあ、またフルフルよろしくね~☆ きゃはっ☆」

フルフルを瞬殺するため、速攻でガチ装備に着替えた俺達は、集会所でフルフルのクエを受ける。
今度は妥協なしのセメントマッチだ。

「あれ、マグちゃん、何か凄い装備に着替えてきたね☆」

そりゃそうだ。
ミラルーツZにナナ=ソレイユ、フルフルには勿体なさすぎて、お釣りが来ちゃう組み合わせだ。

「もしかして、ビってんの~? ダサッ☆」

一瞬、カチンと来るが、kさんのためにも俺は怒りを収めて、適当に受け流す。
…しかし、俺はkさんの装備を見て、改めてその覚悟を知ることになった。

「あれ、kさん、その装備…」

kさんは、なんとラオートを担いでいた。
基本的にガチを好むkさんは、「見てみい! ガッチガチやぞ! ガッチガチやぞ!」と筋肉を震わせながらガチでモンハンしている。
故に資材を使わず、ハメ技も使わず、ネコにも頼らず、スキルもできるだけ付けない、という男らしいプレイを好む。

その彼が、まさかラオートなんて。
俺は、彼の覚悟と、そして…。
どれだけこのkaiをカッタルく思っているかを再認識した。

対フルフル用『裏百八式浪漫砲』だ、コーホー」

ヘヴィガンナーは、基本的に誰でもラオートを持っている。
素材集めがカッタルい時とか、ラオート厨に負けないようにとか、自分の技量の測定にだとか、いろいろ理由はあるけれど、誰しもがこっそりラオートを所有しているのだ。
しかし、それを表に出す事はない。 カッコ悪いからだ。

だから、kさんは『裏百八式浪漫砲』と、適当な名前を付けて、あえてラオートじゃないよ、とアピールしている。
なのに…。

「何それ、ラオートじゃん、ダサっ。 kさんまでどうしたの」

女帝暴君mの発言は、言うに事かいてそれだった。
物凄い微妙な空気の中、フルフルを瞬殺すべく飛び込んだ俺達二人と、まるでフルフルに倒されに行くm。

しかし、クエスト開始時、俺一人だけが離れた場所に出現し、折り悪い事に、mとkさんがフルフルの目の前に出ていきなり交戦、という形になった。 いつものように道に迷ってくれてりゃいいのに!

kさんからサインを受け、全力でキャラを走らす俺だったが、いかんせんヘヴィ、しかもラオートではサポートに欠ける。
実際、超火力でフルフルを怯ませまくったkさんだったが、mの適当プレイでまたも3乙となった。


【クエストに失敗しました】


…そして、時間は夜12時を迎えた。
何の成果もないまま、kさんは心底ダルそうに「もう俺落ちるわ、コーホー」と言ったその時。

「え~、もう寝ちゃうの~? 老人は床が早いね、きゃはっ☆」
「体力あるんならさ~、もうちょっと狩ろうよ、人間は一日4時間半眠れば大丈夫なんだよ~」

お、お前、知らぬとは言え何て事を…!!

kさんの無言が恐ろしく、その余りの空気の悪さに耐えきれなくなった俺は、とりあえずギャグを飛ばして場を和ます事にした。

「そ、それちょっとあんまりじゃね!? kさんに夜12時まで狩らせるなんて!? mさん、それ、完全に『老人の屍を越えて行け!』思想ですからねッ!?」

「…誰が老人だ!! コーホー」

せっかくのギャグだったのに、kさんのガチ怒りでダダ滑りする。

「…いいだろ、徹底的に付き合ってやるよ、コーホー」

おおお。

「…俺、平成の若木竹丸って呼ばれたいんだ」
「なかや○きんに君は、なかや○ぜいに君と名前を変えろ(マテ)」
「ガッチガチやぞ!」

それは、筋肉を愛してやまないが故に、数々の名言を残してきた彼が、本気になった事を意味していた。

しかし、そんな彼の意気込みもむなしく終わる。
やはり、倒すよりも倒れる方がいと容易く、それ以降、何度もクエストを繰り返すも、全く達成できなかった。
後半は、露骨にkさんがmさんの背中に弾を撃って邪魔に走っていたが、kさんが通常弾を使いきる前に倒すなんて神業は、さすがのスーパーブロガーである俺にも無理だった。

…そして、遂に夜が明けた。
これほどまでにグダグダな気分で迎えた朝は、初めてだ…。

「なぁ、一体、mに何があったんだろうな…。コーホー」
「いや、何なんでしょうね…。 僕にもさっぱりわかんないっス」
「最初から、原因を突き止めて解決した方が、楽だったかもしれないな、コーホー」
「何が原因なんでしょうね」
「俺が来るまでの会話とかで、思い当たる事はないのか?コーホー」
「いや、別に…」
「そうか…。 コーホー」

「あまりに暇だったから、僕のリアルガンランスを舐めて、って言ったくらいです」
「原因お前じゃねーか!」

「…そうだよ~、人を一体何だと思ってるのかしら、きゃは☆」
「ようし! 俺も参加してやる!」

そういうと、kさんはラオートを脱ぎ棄て、適当な感じのガンランス装備を着込んできてから、2人でフルフルの頭を刻み始めた。

「ちょ、ちょっと!? 君たち何してんの!? やめテェェェエ!!」

眼の前では、僕のマイガンランスに見立てられたフルフルが、ザクザクと切り刻まれていく光景。
不思議と湧きおこる下腹部の痛みに苛まれながら、俺は痛みか、それとも睡魔か、どちらかも分からぬ深淵に落ちていった。

「…マグナムのアンダーマグナムを切り刻むまで、この狩りkaiは終わらないんだからねぇ、きゃは☆」

<了>


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何か、久しぶりに「三題噺」の訓練やったような気がする…。
最後がグダってしまって申し訳ない。
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*Comment

NoTitle 

ある意味究極の縛りプレイですね。
アドホック等でKYなプレイをするハンターが嫌われるわけですね。ここまで影響が出るとなると…(-_-;)
でも瞬発力の無いガンランスにするよりフルフルを罠にかけて飛竜刀銀でめった切りにすれば案外いけたんじゃ…さすがにG級だと無理か?上位だとmさんが納得しなかっただろうしなぁ…
…なんて場外からフルフル瞬殺方法を考えてみたりしてます。
  • posted by イクバク 
  • URL 
  • 2010.05/20 23:26分 
  • [Edit]

NoTitle 

(´・∀・`)ヘー kさんか?誰だろ?

>コーホー
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
・・・ざわ・・・ざわ・・・

>Kさんは夜12時には必ず寝てしまう。
き、気のせいだ(;´∀`)(ダラダラ)
た、他人だろ・・・・・・・・
に、似ている人も・・・い、いるはず・・・

>エアロバイクをこぎながらモンハンする
どう考えても・・・お、俺か?
いや・・・落ち着け・・・こういう時は素数を数えるんだ・・・
13,17,19,21?違う・・・
それより何故俺の詳細を知っている!!!

>その彼が、まさかラオートなんて~カッコ悪いからだ。
ラオート・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
カッコ悪いのはそれを使いこなせない、にわかヘヴィです。
夜砲も(人´∀`).☆.。.:*・゚

>老人は床が早いね、きゃはっ
実際に言われましたwww
もう長年この時間に寝ていますと自然と眠くなりまして・・・

突如,名前が出てきて光栄ですwww
次回は小説で活躍させていただけると尚嬉しいですコーホー
  • posted by kamiomiya 
  • URL 
  • 2010.05/21 16:03分 
  • [Edit]

ちょww おまww ちょww 丼$魔www 

まさか僕の意味分からんワードからも記事を作成されるとはッ!w(゚Д゚)
しかも、このクオリティー! さらに言葉遣いから記事タイトルまで、見事に"マグナムっぽい"感じに仕上がっとるッ!w
ただひとつ…ぼくのばあいは、ここでつかわれてるような、むつかしいことばはつかいませんよ?w

そして、これは「三題噺」というんですか…いやいや、若い頃からやってるからって
あんなワードからこのようなクソおもろいストーリーを考えるのは、僕なら1ヶ月かかっても無理ですよッ!w

いやー、この溢れんばかりの文才…早く漫画か小説を上梓して頂きたいですよほんとッ!w

…しかしmさんの扱い、少し酷すぎやしませんかコレww(;;゚;3;゚;;)
  • posted by M@GNuM. 
  • URL 
  • 2010.05/22 23:10分 
  • [Edit]

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丼$魔

Author:丼$魔
モンスターハンターをこよなく愛する熱・血・猿。

しかしどういう経緯を辿ったか、最近はオリジナル小説を更新中。

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