女神の機械槍

モンスターハンター関係の二次創作(イラスト・小説)ブログでしたが、最近はオリジナル小説に傾倒中です。

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白天に射す日輪

遂に、氷山竜スコップとの最終戦闘における武器が完成しました。
「溶解銃槍ヴォルガノス」・火属性最強のガンランスのうちの一本です。

このガンランスには、スロットが2つあったので、俺は防具にアカム装備を選択しました。
ガード性能を発動させつつ、斬れ味を延ばすのが目的です。
こないだの戦闘が30分でいい感じだったので、切れ味を延ばしていけば、30分以内に倒せるかもしれない…という算段だったのです。

しかし、それは大きな間違いでした。

まず、スコップの攻撃力を見誤っていました。
体力は満タンの状態からでも、いきなり体力が0になったりします。

そして、予想以上に体力が莫大です。
斬れ味を延ばして猛攻撃、30分過ぎたのに、全く沈む様子がありません。
こないだ見えていた頂上は、どうやら幻だったようです。

あとちょっと、あとちょっと…!!!
そう思いながら、攻撃する俺。
35分過ぎ、尻尾が切れました。
喜びと共に「今頃!?」という驚愕の気持ちが湧きました。
あと一押しで倒せるのは間違いない。
しかし、残り15分なのに、体力が30%程度残っているのを、沈めることができるのか!?

一瞬動揺したその隙に、地面に潜るスコップに尻もちを付かされる俺。
逃げなきゃ、と思う間もなく、スコップは除雪突進で俺を壁際に押しつけ、ゴリゴリと削ってきます。
そして、スコップが飛び出すとともに、あっという間に0になる体力。

「ぬぐぅっ」

マジで、俺は夢枕獏の小説「餓狼伝」の登場人物みたいな悶絶の声を漏らしてしまいました。
だって、新兵器を手に入れてからトライする事5回ですよ。
2~3時間の間、物凄い緊張感の中で、スコップの腹や首を突いてたのに、それが全て無為に終わったのですから…。

俺はスコップ登山をやめました。
本物の頂上はかいま見えたものの、不意に乙らされる事によってクエスト失敗になってしまいます。

問題は二つ、「不意に乙ること」と、「予想外にスコップの体力があった」こと。
これをどうにかしないといけません。
不意に乙るのを防止するには「根性」があれば大丈夫でしょうけど、「ガード性能」との両立は必要です。
また、スコップの体力を考慮すれば、斬れ味ゲージを延ばす必要もあるでしょう。

必要なのは、「匠」「ガード性能+1」「根性」を満たす装備。
G級でそんな都合の良い防具、あったか…?

一瞬困惑した俺ですが、すぐに思いつきました。
ダイミョウ亜種の剣士装備、ザザミZ。
あの装備は、「根性」「ガード性能」がデフォで付いてます。
スロット使えば、切れ味ゲージも伸ばせます。
氷耐性が弱いのがネックですが、「根性」が付いているからどうにかなるでしょう。

俺はザザミZに「名匠珠」「匠珠」を埋め込んで武器の切れ味を延ばし、いざ出陣。
6度目のトライなので、集中力も無くなってて、頭グダグダですが、やる気だけは満々です。
再び、氷山竜スコップと相まみえることになりました。

スコップ戦で乙る要因は主に3つ。
1.「雪だるまにされて追撃で乙」
2.「除雪突進を壁際で喰らって飛び出しされて乙」
3.「倒れ込みを喰らって乙」

3は俺の不注意ですが、1と2は結構ありがちなシチュエーションです。
雪だるまは、最初から攻撃を喰らわないか、解氷剤を持ってきて、追撃を喰らわないようにするしかありません。
これは割と運頼みです。

2については、ステージ中央でなら、ガード状態でスコップの突進が通り過ぎるのを待てますが、崖際でこれをやられた場合、逃げられなくて大抵死にます。
なので、ペイントボールを付けて動きを把握し、スコップの突進をダイブ回避で斜め後ろに避けます。
図で書くとこうです。

 △△△三3
 △△△三3
 \
  P

要は、相手の通り過ぎた所に着地できるように回避します。
これで、スコップに圧殺されることも少なくなります。

しかし、ここまで防御策を講じていても、本当に乙ります。
俺が「根性」で生き残った回数も、軽く3回超えました。
その度に、いにしえの秘薬とモドリ玉を交互に使って持ち直しました。

ダメージ効率を重視して、ガード突きだけではなく、水平突きと砲撃も混ぜ込んで攻撃しています。
しかしそれでも、スコップは弱る様子を見せません。
尻尾が切れたのは、今回は40分針の頃でした。
マジかよ、と思わず悲嘆の声が漏れそうなのを我慢して、ひたすら突きまくる俺。
だって、もう既に2乙していて、いにしえの秘薬は残り1個しかないんです。
あと一撃何か喰らったら、もう立ち直れません。

倒れろ、倒れろ、倒れろ!!!

泣きそうな執念を込めながら、氷山竜との果てしない殴り合いが続きました。
ひたすらに攻撃を耐え、突き、撃ち、避け、追いかけ、また耐え…。
集中力を半ば失っていた俺は、もはや忘我の状況のまま、がむしゃらに槍を突き続けていました。

【目的を達成しました】

…え?

唐突に訪れた幕切れ。
氷山竜はゆっくりと天を仰ぐと、まるで雪崩のように、轟音とともに崩れ落ちました。

勝った…のか…?
ファンファーレを聴きつつも、目の前の勝利が信じられない自分がそこに居ました。

…あ、崩天玉ある。
やっぱり勝っていたようです。
俺は、きちんとセーブできたのを確認してから、無造作に電源を切りました。

…終わったね、俺の永い旅。

一休みして横たわる俺の脳裏には、勝利のファンファーレの音がいつまでも鳴り続けていました。
いや、比喩表現じゃなくてマジで。
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Author:丼$魔
モンスターハンターをこよなく愛する熱・血・猿。

しかしどういう経緯を辿ったか、最近はオリジナル小説を更新中。

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