女神の機械槍

モンスターハンター関係の二次創作(イラスト・小説)ブログでしたが、最近はオリジナル小説に傾倒中です。

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「GUNNER'S HEAVEN」#1(6)-4

謎の弓師ビアンカの正体を暴くべく、無茶なクエストを受けさせ、その結果を同行させたG級ハンターに報告させているシャルル。

…報告に特筆すべき所はなく、ごく普通の弓師かと思ったのだが、一箇所、妙な点があるという。
それは3人それぞれに感じ取っていたらしいが、内容を聞いた時、シャルルは一瞬困惑した。

「彼女は一人『別の時間の流れの中に居た』のでござる」

それは本当に、妙な答えだった。

「…ああ、彼女は我々と違う地平に立ち、その背に見えぬ翼を広げて、この地上を舞っていたのだ」

っていうか意味不明だった。

「いや、リズにゃん、そんな大した事じゃないんだよ? こいつらが言うと、何か凄そうに聞こえるけど」


結論から言うと、その違和感とは
「ビアンカは、普通の弓師に比べると、ちょっと足が早い気がする」という事だった。

「じゃあ、何で時空がどうのとか、そんな大げさな表現するのよ! はい、あーん」

「あーん…。 リズ殿から手酌して頂く、ビッグスノーマウンテンパフェは格別でござる…! これぞ究極の美味と言わずして、何といえよう…! つまり、我々はG級ハンターとして、より丁寧な表現をしたかっただけでござる」

リズ…シャルルは、一応ちゃんと任務を果たした3人に、それぞれ特製パフェを奢りながら、さっきの話の詳細を聞いていた。

「あーん…。 確かに、外から見れば、ちょっと足が早いだけに思えるのだ。 双剣で鬼人化した時や、笛で自己強化の旋律を吹いた時のようにな」

「あーん…。 おいしいにゃん、でも、彼女…ビアンカさんだっけ? 彼女に注目すると、普通に歩いているようにしか、見えないんだにゃん、もぐもぐ」

「そうなのでござる…。 それが不思議なのでござるよなぁ…」
「うむ。 一見早そうに思える…いや、間違いなく早いのに、彼女はどう見ても、普通に歩んでいるだけだ」
「だから、まるで彼女の周りだけ、時間が加速しているように見えるんだよね」

シャルルは、3人にあーんをさせながら話を続ける。
なんとなく、口を開けて待ってる雛鳥に餌をあげてる親鳥の姿が、脳裏をよぎった。

「それは、アレじゃない? 流水の動きって言って、一流ハンターが見せる、全く無駄のない体捌き…。 それと勘違いしたとか」

「だから、リズにゃんは、僕らの実力をナメてるよね」
「全くでござる! ナメるのはこのパフェだけで結構! ペロペロ」

「平等の家」の時代、施設で飼ってたモスに給餌をしてた思い出がなんとなく脳裏をよぎったが、気にせず先を促す。

「さっきも言ったが、ビアンカ女史は、最初はかなり無駄な動きがあったのだ」
「とても流水の動きじゃなかったよね」
「でも、何故か動きが早いのでござる…。 高速移動というか、気づけば避けている、って感じでござった」
「しかし、何でと思って彼女に注目してても、やっぱり早いとは感じない」

意識を彼女から外すと、彼女は高速で立ち回るが、その違和感ゆえに彼女に注視すると、実は普通に歩いている。
そういう事らしい。

3人の話は完全に一致しており、特に間違いはなさそうに思える…しかし、それを実際に見ていないシャルルには、どんな原理の現象なのか分からず、なんとも歯がゆく感じる。
彼女が本当に強い弓師なのか、そうでないのか…。
それすらさっぱり掴めない。

「そんな動きができるんだったら、やっぱり凄い事じゃないの!? 何でそれを最初に言わない訳?」
「何でって、そりゃ弓使いだからでござる」

元々、弓は、全武器中最も機動力に富む武器である。
それがさらに動きが早くなったからって、そんな凄いアドバンテージが生まれる訳ではない。

ランスやヘヴィボウガンの動きが早くなるのであれば、彼らも血眼になって原因を探したかもだが、弓師の動きが少し早くなるだけならば、それは「双剣の鬼人化による移動速度アップ」や「狩猟笛の旋律による移動速度アップ」と同レベルの要素としか言えない。

よって、彼ら3人はそれぞれ違和感に気づいておきながら、さほどその点には気を払わず、エイミングと練気…。
弓師としてより重要視される能力の方に着目したのだ。

それは、歴戦のG級ハンターであれば、ごく妥当な判断だと言えた。

「ううん…」

どうしたもんやら…。 
正直、こんなすっきりしない結果になるとは思っていなかった。 これでは思惑も空振りだ。

「(『異常震域』くらいの難易度だったら、何か分かると思ったのに…)」

彼女に何かあると見込んで、無理にその真の力を見いだすか、それとも見切りを付けて、別のガンナーを探すか。

なんせ彼女は弓師、もしもノーブル城に奇襲を掛けるとしても、ボウガンに相対すれば圧倒的不利は免れない。
よほど突出した力を持っていない限りは、ボウガンナーを探した方が効率が良いのだ…。

どうしたもんかと思いながら、シャルルは3人組ハンターに礼を言って送り出すと、「雲龍の宴」亭の仕事を手伝いつつ、ギルドカードの肖像画を描いてもらいに行ったビアンカを待つ事にする。


ビアンカを誘うか見送るか…。 
それを適切に判断する方法は、本当は既に考えついていた。

それは、シャルル自身が、ビアンカに喧嘩をふっかける事だ。 
絡み酒でも暴漢を雇うでも、理由は何でも良い。
命の危険があれば本気を出すだろうし、3人が言っていた妙な謎も、この眼で見れば看破できるはず。

…だが、それはいろいろな意味で躊躇われた。
狩人同士での傷害事件となると、ギルドが出てくる可能性がある。 
この国の半壊状態のギルドが、下部組織のいざこざを気にするとは思えないが、万が一という事は常にある。 

それに、そもそも彼女…ビアンカに乱暴して力を試すという、そんな無法を行う事自体、良心が咎めた。
自分の都合だけで他人を傷つけるなど、天がそんな蛮行を許すはずはなく、またエイグリル将軍も、そんな行為を決して許さないだろう。

だから、シャルルはこの思いつきを捨て、3人に偵察をさせる、という手段を取った。

だが、彼女に一度捨てた考えを再び拾わせたのは、刻一刻と悪化する状況だった。

エイグリル将軍の疾患が進行性である事は、実の所あまり知られていない。 自分が居ない今、危険を侵して将軍に薬を届けようとする人間は誰も居ないだろう。
視力が完全に失われてしまう前に、将軍を救い出さなければいけないのだ。

それは、シャルル自身が決めた掟。
自分は、彼によって救われた。
だから今度は、彼の窮地を自分が救わなくてはいけない。

だがそれで、自らの手を汚す事を、将軍は許してくれるだろうか…? 
誰も傷つけないからと自分に言い訳をし、無銭飲食をして今ここに居る。 だが、そんな手段を問わぬ機会が、今後、いつ何度来るか分からないと言うのに…。

揺れ続ける天秤の皿に乗った、良心の呵責と、将軍への忠誠。

その葛藤に、シャルルは苦しんでいた。
ビアンカは今、ギルドカードに載せる肖像画を描いてと、露天商の似顔絵屋に行ってもらっている。
帰ってくるまでに、今しばらくの猶予があるが…。

「(…正攻法で行こう)」

悩み抜いた末、シャルルは結論を出した。
将軍には申し訳ないが、焦ってはならない。
そもそも、何も知らない相手に暴行など論外だ。
他にガンナーを探すのと平行して、彼女を口説き落とし、その実力を見せてもらおう。

…そうだ、3人組の話を聞いて、自分もハンターになってみたくなった、弓を使ってみたくなった、と言えば良い。

そんなアイデアが思い付くと、急に気分が軽くなり、掃除もはかどるようになった。

「(早く、彼女帰ってこないかしら…)」

貴女こそ真の弓使いとか、強い女性に憧れるとか言えば、ビアンカも悪い気はしないだろう。
親密になれば、一度くらいクエストに同行したって不自然じゃない。
隠している謎の事も、聞けば打ち明けてくれるかもしれないし、それが叶わなくても、同行さえできれば、この眼で確認する事はできるはずだ…!

功を焦るあまりか、そんな都合の良い展開を次々と想像するシャルル。
だが、その考えが全く甘かった事を知るのは、そのわずか1時間後だった。


-------------------------------------


「ホットドリンク持ってないか」
「おい、お前ぇ…」

その信じられない発言に、俺…マルク=ランディッツの声音が、思わず強ばる。

「まさか、忘れてきたのか? 一つもない、とか言うなよ?」

…JJ、お前、ここどこだと思ってんだよ。 
もう目的の雪山だぞ。 しかも山の麓だぞ。 
テネス村を出発して結構来たんだぞ。 

「一つもない。 悪いが、くれ」
「お前…」

雪山初体験の新米じゃあるめぇし、そんなんルーキーの時代に卒業しとけよ!

…と声を大にして言いたかったが、これから生死の賭かった戦いを前にして、いきなりパーティメンバーと問題起こすほど俺も幼稚じゃない。

しかし、ホットドリンクは俺も普通に5個しか持ってきていない。 2人で分けたら俺が3つ、JJが2つ…。

「…肉を焼いて持っていこう」

今回のクエスト、目的は雪山の各所に潜んでいるドドブランゴを発見・殲滅する事だ。 自ずと長期戦が見込まれる。 
多分、ホットドリンクが2~3個では足りなくなるだろう。
そこは食料を多めに持ち込む事でフォローしよう。
俺はそう提案し、JJも同意した。

麓に居た野生のポポを探しだし、何体か倒して生肉をはぎ取り、石を積んで作った、簡易な焼肉セットで肉を焼く。
専用の焼肉セットではないので、火を起こすのに余計に火薬草(火炎弾の調合用に持ってきた奴)を使ったのは痛かったが、こんがり肉の出来は上々だった。 
これでコゲ肉だったら泣く。

「…今のうちに食ってスタミナ付けとくか」

剥いだポポノタンもどうせ納品できねぇし、ここで喰っちまおう。

…俺が近くの石に腰掛けて、肉を頬張っていると、JJの奴は、腰のポーチから何かを取り出し、肉に振りかけながら焼いていた。

「おい、JJ、何だそれ」

なんか凄く香ばしい、いい匂いがする。

「パワーラードと黒胡椒だ」

見れば、JJは「調理肉」を作っていた。 珍しい。
別段特殊な効果がある訳でもなく、単に手間がかかるだけなので、作る狩人はめったに居ないのだが。
まぁ美味といえば美味だが、普通、狩りの時の食事はスタミナさえ付けられれば良い。 だって面倒だからな。
味を求めるなら、街に戻って飯食った方が全然マシだ。

「野生の味は苦手なのかよ?」
「あまり慣れてなくてな」

見た目どおり、坊ちゃんなんだなー。
携帯食料ばっかだったんだろ。

「…そういや、お前何でハチミツ2個なんだ?」

俺はふと、そんな事を思い出す。

「何がだ?」
「いや、今もホットドリンク渡して思い出したんだけどよ、馬車の中でハチミツも渡したろ? 何で、秘薬じゃなくて、回復薬Gなんだ?」

その質問をすると、JJはこっちをジロリと見て、小さく鼻をならしながら返事した。

「回復薬Gが二個あれば、たいていの傷は回復するだろう?」

…? ああ、まあそりゃ確かに。

「お前は、モンスターが回復すると思うのか?」
「は?」
「だから、回復薬Gが2個。 僕はそれで十分だ」
「え、何…? どういう事だよ、おい?」

だが、JJは今の説明で十分だろう、といわんばかりの態度で、いい匂いのするこんがり肉Gを食べ続ける。

「じゃあ、あの鎧は何なんだよ」
「唐突だな」
「剣士用の鎧に見えたんだけど、お前ガンナーだろ? 誰のもんなんだ?」
「…お前は、あの鎧に見覚えはないのか」
「ないけど」
「なら、話す事はない」
「待てコラッ! んな訳ねーだろが!」

呪われた奴を助けたいんだろ?
俺だって情報集めくらい、できるっつーの!

「そんなに友人が多いのか?」

いえ、どちらかというと、ぼっちです。

「話にならんな」
「お前、年上に向かってそこまで言うかよ…」

ちなみにこれは心の声じゃなくて、普通にJJの目の前で言った。

「あのなぁ、お前、狩人同士のコミュニケーションって、大事なんだぞ…。 連携とかあんだからな…」

だが、俺の意見など、JJは耳を貸す気は全くなさそうだった。

「コミュニケーションなど、必要ない」
「なんでだよ!」
「僕には時間がない」
「…え?」

「時間が、ないんだ」

そう短く俺に叩きつけてきて、JJは言う。

「友情を育む暇など、僕にはない」
「それに、行きずりの狩人同士など、すぐに消えてしまう関係性だろう? なら、お互い、自分の仕事を確実にこなすのが、確実だと思わないか」

それは、確かにそうなのだが…。

「…寂しい事言うんだな、おめぇ」

「理解してもらおうとは思わない。 そもそも、僕は集団での戦闘訓練を殆どしていないんだ。 だから、コンビ戦になったところで、お前の想像しているようなパフォーマンスは到底発揮できない。 だから、ソロの時と同じ様に振る舞ってもらっていい」

野良同士だって、時に気のあった仲間…あるいは、同じ戦い方をする奴と出会う事もあるだろ。 それも無かったと言うのか?

だが、そう諭そうとしても、JJの奴は反応せず、無視してさっさと行こうとする始末。

「おい、ちょっと待てよ! 人の銃の腕を見もしないで、分かった風な事言ってんなよ!」
「見なくても分かる。 多分、僕とお前の戦闘スタイルは合わない」
「試してみなきゃ分かんねーだろ! 一人でそんなカッコつけんなよ! 一緒にやろうぜ!」
「何なんだお前…。 お前みたいにしつこい奴は初めてだぞ…」

…あれ、俺、何でコイツに、こんなに肩入れしようとしてるんだろう?

一瞬、自分でも戸惑った俺に、JJが眉をひそめてズバリ言う。

「…お前、もしかして、ホモか?」

「違うっつーの! ぼっちのお前が可哀想だから、一緒に戦ってやろう、って言ってるんだよ!」
「僕はソロリストだ! ぼっちはお前だろうが!」

お互い、全く遠慮のない言葉でやいのやいの言いながら、登山の準備を開始した。 

この山の地図は村から借りてきている。
ここの雪山は、山頂がおおよそ5つのエリアに分断されているのが特徴で、そこまで到達するには、一本道の大洞窟を通るか、岩棚を登るかしなくてはならない。

転落の危険性を避けるため、俺たちは洞窟のルートを選択したが、洞窟に潜る前、俺は言いようのない不安に駆られ、雪がハラハラと舞落ちる曇天を見上げた。

分かりきってる事だが、見上げる空に、クエストを監視するギルドの気球の姿はない。
いつもは疎ましいだけのギルドだが、こうして命の危険に晒されると、どれだけ俺達がギルドに依存しながら生きていられるのかも感じさせられる。

特に一番デカいのが、ギルドアイルーの不在。
地中でずっと監視、待機してて、ハンター達が倒されると同時に救出活動に入ってくれる、厳しい訓練を受けたアイルー達。
ギルドが最初に作ったあのシステムがあったからこそ、俺たちハンターはギリギリの狩りにも挑む事ができたのだ。

「(…一度倒されただけで、野ざらしの死体とか、正気の沙汰じゃねぇぞ、クソッ)」

かつて、ルーキーだった頃に抱いていた、周囲全て未知の恐怖という、あの日の緊張感が蘇ってきた。
敵の所在が分からない以上、この戦いは慎重に慎重を期さなくてはいけない…。

「(…そうか)」

さっき、俺が、何であれほどJJに絡んだのか、自分で分かった。

俺は、不安だったのだ。
今この瞬間も、チラチラと、言いしれぬ不安が俺の心の奥底から顔を覗かせている。
その証拠に、前を歩くJJの背中が、笑ってしまうほど凛々しく感じるから。

「(…情けねぇ。 もっとしっかりしろよ、マルク)」

年下に頼って戦うつもりか、俺は。
自分のどうしようもない本質を叱咤しながら、二人して雪山を登る。

静謐に凍える雪山の洞窟は思ったより狭く、全体が傾斜のついた坂になっている。
それを登り続ける道中、ギアノスやブルファンゴなどの小型モンスターには全く出会わなかった。

今までの経験から言えば、これは大型モンスターを避けて隠れているか、とっくに捕食され尽くしたのどっちかだ。
だがこの状況は、相手が古龍クラスか、ティガみたいな肉食獣かの時にしか起こらない。

しかし、ドドブランゴは古龍ではないし、雑食性なのだ。
なんだか尋常ではない事が起こりそうな、そんな予感がする。 これは、山頂での調査が絶対必要な事が確信できた。

「…崖だ」

洞窟の中、かなり高い段差があった。
一人でも登れなくはないが、思いっきり跳躍してしがみ付かないと届かないレベルだ。

「俺が台になるからよ、JJ、お前が先に登れよ」
「すまんな」

そう言って、JJは段差の下でしゃがんだ俺の背を踏んで、肩に登った。

「いくぞ」
「おお」

…違うよな。 ここは、俺が先に登る所だよな。
少なくとも、俺が率先して言うべき事じゃない。
何で、俺はいつも人に…いや、強そうな相手に譲ってしまうんだ…?

「おいお前、手を伸ばせ」

JJが、段差の上から手を伸ばしてきて言う。

ってか、『お前』って、名前くらい言えよ。 
偽名のお前と違って、俺には、マルク=ランディッツって、親がつけてくれた名前があんだぞ。

だが俺は何も言わず手を伸ばし、JJから引っ張りあげてもらう。

「悪いな」
「よし、行くぞ」

雪山の洞窟の奥、光が覗く場所が見える。
地図によれば、あそこを抜ければ山頂にたどり付くはずだ。
吹き込んでくる輝く雪、そして麓とは全く鋭さの冷気が、地図に間違いがない事を確信させる。
一応、テネス村で借りた、毛皮のマントを着込んでいるのだが、山頂に近づくにつれ、圧倒的な冷風が痛みを伴って俺たちの肌に射し込んできた。

「…!」
「山頂についたな」

洞窟を抜けて開けたそこは、吹雪の荒れ狂う銀世界。
視界の見通しはおおよそ100m前後か。 最悪というほどではないが、一見でエリア一面を見通せるほどには甘くもない。

…戦闘には支障なさそうだが、捜索には根気を要するな。

コンディション的には「やや不良」と言った所だが、愚痴っていても始まらない。 
今日は、ここが俺たちの戦場だ。 
まず、村を襲ったドドブランゴを探し出す事から始めよう。

俺たちはまず、崖下の窪んだ所に、雪で小さなカマクラを作った。
決して遊んでる訳じゃなく、携行品を保管しておくためのものだ。
このドドブランゴは食料を狙うという事だったため、ドリンクやこんがり肉はできるだけ持っていく事として、罠や爆弾は置いていって、捜索のためになるべく軽装を計る。

そして、協力して捜索活動を始めようとした…。 
だが、考えていた目的こそ同じだったものの、お互い同時に提案した、その手段は決定的に違っていた。

「じゃあ、二人で一緒に行動するか」
「例のドドブランゴだが、分かれて捜索しよう」

<続く>
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Author:丼$魔
モンスターハンターをこよなく愛する熱・血・猿。

しかしどういう経緯を辿ったか、最近はオリジナル小説を更新中。

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