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女神の機械槍

モンスターハンター関係の二次創作(イラスト・小説)ブログでしたが、最近はオリジナル小説に傾倒中です。

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俺の小説作法・特別編(2)

えー、今回は、Charaさんへのレスで一記事にしたいと思いますw
なので、前回の創作記事と、Charaさんのコメントを読んでから、今回の記事を読んでくださいね(ぉ

この、メルロ・ポンティの「36の劇的状況」ですけど、リンク先のは俺が知ってるのと微妙に違いますねw
やはり、いろんな方が「こういう劇的シチュエーションもあるよ」って削ったり足したりしてるんですねぇ…。

ちなみに、俺版「36の劇的状況」には

「精神の錯乱(崩壊)」
 ※忠臣蔵
 ※タクティクス・オ○ガの、ゼノビアのランスロットの最後
 ※私の頭の○の消しゴム
 ※冬のソ○タ(もしくは「君が○む○遠」)

や、「罪の告白」
 ※推理ドラマの1時間45分ごろ、崖っぷちで犯人が探偵に動機をペラペラしゃべってるシーン

などもノミネートされております。

さて、基本的な事を知らない、とCharaさんはおっしゃられましたけど、そんな事はないと思います。
実は、この手の知識って、非常に出回りにくいんですよ。
俺思うに、普通のシナリオ作法入門書を買っても、絶対に書いてない。

「A○R」のサブシナリオを書いたライターのシナリオ作法入門書にも、書き方とかキャラの立て方とか、形式的な事は書いてあるけど、実作の技術…たとえば、k○yのシナリオライターなら誰でも知ってる技術「誘爆」とかは書いてないです。

何故かって、それが彼らの技術であり秘儀だから。
もっと簡単に言うと、飯の種だから。

そう、肝心な部分は決して教えてくれないんですよね…。

俺が、シナリオ作成がシステマティックだと知ったのは、「うしおととら」の藤田先生のコメント「話を演劇理論によって考えている」ってコメントを見たからでして、「じゃあ、その理論さえ知れば、俺も売れっ子漫画家じゃん!?」と浅はかな事を思いつき、それ以降、その秘儀を知りたく、かなり長期にわたってアレコレ勉強しましたが、本当にそんな秘儀は見つかりませんでですね…。

それでも、結果的には良い師に巡り合い、いろいろ知る事ができまして、まぁ楽しく創作させて頂いている訳です(面白く書けているかは別として)。
一人だったら、絶対に悶々とした状態が延々続いてましたね。

さて、質問「論文と小説って同じ物か?」ですけど、創作にはいろんな方のいろんなスタイルがあるので、ここは「俺はどう思っているか」という、私見でお答させて頂きたいと思います。

俺個人の感覚で言えば、6~7割はそうです。
小説(シナリオ)の面白さは、もう、全体の構成、枠組みを考えた時点で半分は決定してます。
論文を「自分の考えを論理的に、順を追って論理的に書いていく物」と定義すると、これはシナリオも全く同じで、自分のアイデアを、いかに読者に理解させ、いかに効果的に読ませるか…って事で、その「構築性」においてはほぼ同じと思えます。

だから、俺の中では、全く何も考えずに一から書く、ってのはないですねー。
きちんと全体の構成を考えてからでないと、ほぼ確実に面白くならないです。

で、残りの3~4割は何か、って言いますと。
論文の要旨が「事実を述べる事」なのに対し、シナリオの要旨は「嘘をつくこと」です。
論文は、考えた事をそのまま述べれば良いんですけど、シナリオはいかに面白おかしいウソを、どれだけもっともらしく言えるか?という点が肝心なので、一回必ず読者を「騙す」という一工夫が必要になるんです。
この一手間、その差分ですね。

さて、最後にちょっとした問題を。
これは、俺が某所のモンハン小説を読んでいた時、展開の先を予測しながら読んでたのですが、その展開(オチ)があまりにも作者と違いすぎて面白かった、って出来事がありました。

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【老人とモンスター】

ある所に、ハンターを引退した老人が居た。
そんな彼の元に、足しげく通う、ある若者が居た。

老人の腕が熟練の物だと見込んで、仲間に入らないか? と勧誘する若者に対し、「人を呼び捨てにするな、無礼だ」と叱りつけ拒否する老人。

そんなある日、若者は、ギルドの新兵器の試験に行かないか? と老人を誘う。
その新兵器は、大砲の弾を携行しながら連射できる超スゴイ武器(笑)だという。
そのレポートをギルドから頼まれ「絶対安全な狩りだから、行こうぜ」と老人を誘う若者。
しかし、老人はそれを頑なに拒否。

ところが、何を思ったか、老人は、その新兵器の実験場である森丘に向かう。
そこで見たのは、リオレウスが、その大砲の弾をボウガンのように撃てる超スゴイ武器(笑)で、脚をもがれ翼を折られ、頭を吹き飛ばされる光景だった。

怒りに震える老人は、その若者たちに詰め寄るが、若者たちは老人にその超スゴイ武器(笑)を向けてきて…。

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さて、この後、この小説の作者と、俺はどんな展開を想像したでしょう?
その答えは、久しぶりに「折りたたみ」に続きます。

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【その作者さんの展開】

老人は、その武器のあまりの破壊力に怯えて逃げ出す。
その滑稽さに笑いだす若者たち。

逃げ延びた老人は、自宅でランスを自分の腹に突きたてて自殺する。

「モンスターは彼らじゃなく、俺なんだ」

そんな遺言を残して。

森丘から帰ってきた若者は、その老人を憐れみ、墓を立ててやった。
そして、あししげく彼の墓参りをしていたが、やがて誰も通わなくなった。

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【丼$魔の想像していた展開】

老人は、その武器のあまりの破壊力に怯えて逃げ出す。
滑稽な老人の姿を見て、「人間狩りだ!」と追いかける若者たち。

だが、若者の仲間は、逆に狭い場所に誘い込まれ、全員が老人のランスで突き殺される。
驚愕する若者。
そして、若者本人も、バカにしていた老人に突き殺されようとしていた。

老人は、ハンターをやっていくうち、モンスタ―では物足りなくなり、よりスリルを求めるようになった。
結果、彼は闇ギルドが斡旋するマンハント(人間狩り)に手を出し、ハンターズギルドから追われ、捕まる前に引退を決めたのだ。

やめてくれ、と懇願する若者に対し、俺が見たかったのは、そんなお前の顔だよ、と老人は答える。
だから、狩りはやめられない、と。

「モンスターは、彼らじゃなく、俺なんだ」

それからしばらくして、ギルドの新兵器の暴発で亡くなった若者たちの墓が立った。
そこに、元ハンターらしき老人がしばらくは通っていたが、やがて誰も通わなくなり、そして忘れ去られた。

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…いかがでしょうか?
いつもの「A→B」展開でいうなら、導入部の「老人は弱そう」とか「老人は正義感に溢れてそう」って前提をひっくり返して、「老人は弱いと見せかけて超強かった」「老人は正義感に溢れていそうで、実は超悪党だった」ってのが正着だと思います。

しかし、創作に正解や間違いは、基本的にはありません。
どんな作り方をしたって良いんです。これは創作の揺るがない鉄則。

でも、この作者さんの展開は正直予想外でした。
「なんでイキナリ自殺すんねん」とか思いましたが、不覚にも、俺はそれを面白いと思ってしまったんですよねぇ…。

そう、頭の中に、この「A→B」の展開が固まりすぎてて、奔放な想像力を失ってたなーってのを痛感したのでw
なもんで、他の方のモンハン小説を読んでると、結構唸らされるのあったりしますね。

「お前らは逃げろ! このティガレックス凶暴種(笑)は、俺が喰いとめる!」
って、死亡フラグが立ったはずの登場人物がですね、あまりピンチにもなってない(笑)のに、いきなり
「こ、これは、『黄金の練気(笑)』!?」
って新しい力に目覚めて、一撃でティガレックス凶暴種を真っ二つ(笑)にしちゃうwww

そして、それを離れた所から見てる怪しげなハンターが居て
「あれが、伝説のハンター、○○の息子か…」
とか言って <続く> んですけど、その続編はずっと出ないというwwwww

他人様の作品を読んでて、「こうしたら面白くなるのになぁ」とか思うときはあると思うんですけど、そういう時はバンバンやってみるべきです。
主人公を老人から、キリン娘とかに変えてみるのもいいかもしれません(マテ)
そしたらアラ不思議、貴方にもいつの間にかオリジナルのモンハンストーリーが(マテェェェエエエ!!)
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  • 2010.09/30 12:56分 
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Author:丼$魔
モンスターハンターをこよなく愛する熱・血・猿。

しかしどういう経緯を辿ったか、最近はオリジナル小説を更新中。

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